金属加工(製缶板金)
製缶板金とは、金属の板や棒を溶接し、骨組みや外装筐体を製造する業種。
三和金属では鉄・ステンレスを扱い、油圧タンクやフレームなどを製造している。
従業員数 約30名
代表取締役 芝田淳史様
三和金属株式会社は、65年前の1960年、大阪の守口で創業した。大手エアコンメーカーの部品製作など金属部品の溶接・加工・組立を行ってきたが手狭になり、2020年に生駒に移転した。
生駒には非常に感謝していると芝田社長は話す。工場の建設中はコロナ禍だったが、かえって腕の良い大工さんに建てていただくことができた。コロナ後の建築費高騰の影響も受けることもなく、また土地も大阪と比べ安価だったため広く快適な工場となった。従来不可能だった大サイズの案件にも対応できるようになった。
現社長は4代目。介護機器の販売業や、大阪ガスのサービスショップの勤務経験を経て、義父より声がけしてもらい2020年より社長に就任した。
同業他社にあたる製缶板金では、通常扱われるのは板厚6mm以上である。溶接の際に金属を熱すると、伸びたり曲がったりして冷やしても歪みが残る。この歪みは板厚が薄いほど出やすいため、薄板ほど技術的難易度が高い。
三和金属は、1.6mm、2.3mmなどの薄板も溶接する高い技術をもっている。薄板で製造できると、材料費が安価であるだけでなく製品も軽量となる。高いところに設置する部材など重量的な制限がある場合に喜んでいただける。